行政書士と司法書士って、何が違うの?

皆さん、こんにちは。

司法書士と行政書士、この2つの役職の違いを分からないという方も多いと思います。どちらも似たような呼び名ですし、違いなんて殆どないのではと思う方も多いでしょう。

日常生活上で司法書士と行政書士の違いを知っておく必要はまずありませんが、いざ具体的に手続きを相談、依頼しようと考えている方にとって大変重要ですので、詳しく解説致します。そもそも、司法書士と行政書士の業務の違いが分からない主な原因の1つは、行う業務がよく重なるといわれます。しかし具体的に比較してみると、違いが分かります。

 

重なっている業務内容

相続手続きや会社設立の手続きを代表的な業務として紹介しているウェブサイトが双方によくあります。しかし、同じように思えても決定的な違いもあります。代表的なものを具体的として、説明します。

1.遺言書(公正証書遺言所、自筆証書遺言所)の作成

司法書士、行政書士の双方で行えます。

2.亡くなった方の戸籍謄本の収集、相続人の調査、確定

司法書士、行政書士の双方で行えます。

3.定款の作成、公証人役場での認証手続き

司法書士、行政書士の双方で行えます。

4.相続登記

司法書士のみ可能

5.相続放棄の手続き

司法書士のみ可能 (相続放棄の手続きは、家庭裁判所に対して行いますが、裁判所に提出する書類の作成は司法書士にしかできません。)

行政書士は、裁判所の手続きには一切関与できません。

6.定款の作成、公証人役場での認証手続き

司法書士、行政書士の双方で行えます。

7.法務局に対する会社設立の登記手続き

司法書記のみ可能

会社設立の手続きにおいて、6と7はセットとなっています。会社設立の手続きを専門家に依頼されるのであれば、司法書記に依頼されることをお勧めします。

 

行政書士のみできる業務内容

ここまでの説明ですと、行政書士より司法書士の方が行える業務が多いと思われると思います。ですが、行政書士でのみできる業務も多くあります。そのうちのいくつかをご紹介します。

1.建設業許可・飲食業許可・宅建業免許登録・喫茶店営業許可・労働者派遣事業許可・探偵業届出などの役所に対する各種許認可手続き

2.自動車登録・車庫証明・歯医者手続き・運送事業許可などの自動車手続き

3.在留資格認定証明書交付申請、在留資格変更許可、在留期間更新許可、永住許可申請、再入国許可などの外国人の手続き

 

まとめ

以上のことから、行政書士は総務省管轄の行政書士法に基づく国家資格であり、自治体や警察署への手続きを主に扱う業務となっており、司法書士は法務省管轄の司法書士法に基づく国家資格であり、裁判所・検察庁・法務局・地方法務局への手続きを主に扱う業務となっています。行政書士についてご相談をご希望の方は、弊社の行政書士相談所へお問い合わせください。