有給休暇を時間で取ることは可能?

  1. 時間単位の年次有給休暇の導入

年次有給休暇の目的は労働者の心身の疲労回復と、労働力を維持してもらうためと定められています。そのため年次有給休暇は原則1日単位での取得になっています。しかし、時間単位で取りたいとの声があがり、平成22年の労働基準法の改正で時間単位の年次有給休暇が導入されました。その他時間単位以外に、午前、午後休といった半日単位で導入している会社もありまが、時間単位の休暇は法律で定められているものの、半日単位については法律による縛りはありません。

  • 時間単位で有給休暇を使う前に

実際に時間単位の年次有給休暇を利用する場合就業規則、労使協定の内容に、時間単位の有給休暇を利用できる対象なのか、利用できる日数は何日くらいなのかという点を理解しておくことが重要です。

☑時間単位の年次有給休暇の注意点

・基本1日単位の取得という原則があり、時間単位は年5日以内と制限がある

・この制度は任意のため、会社によってはない場合もある

厚労省の平成29年就労条件総合調査では、時間単位の年次有給休暇制度がある会社は18.7%と低いです。しかし最近は働き方改革の取り組みで、有給休暇の取得促進行っているため時間単位の年次有給休暇を行う会社が増えているのも事実です。会社にこの制度があるか一度確認することをおすすめします。

  • 半日単位での年次有給休暇の注意点

会社により、半日単位の年次有給休暇を取得できる所もあるかもしれませんが、半日単位の年次有給休暇とは時間単位の年次有給休暇とは別で、法律上の決まった制度というわけではありません。しかし、半日単位の年次有給休暇は法律で制定されていないため許可する義務はありませんが、労働者が希望し、使用者の許可があれば一日単位の有給休暇を阻害しない範囲で与えることはかまわない。と厚労省も回答しています。

そして、時間単位の年次有給休暇制度がある会社には、半日の年次有給休暇制度を行っている所も多いようです。しかし制度の有無は会社次第です。半日年次有給休暇を利用しい方は、会社の就業規則または人事の担当者に確認しておきましょう。

Author: hikaku