みなし残業の賃金と制度について

  1. みなし残業について

みなし残業代または固定残業代と呼ばれる制度は、時間外、休日、深夜労働があるなしに関わらず、一定時間分の割増賃金を定額で払うことです。例えば、時間外労働が10時間あった際、会社は10時間分の割増賃金を支払う義務があります。しかし、みなし残業の場合には10時間の時間外労働の有無に関わらず、毎月のお給料に10時間分の残業代を含んだ状態で支払います。これがみなし残業代または固定残業代と呼ばれるものです。

  • みなし残業の計算と残業時間について

みなし残業は何時間働いても残業代が変わらないということはありません。お給料を時給換算して1000円の方が、毎月4万円の残業手当をみなし残業代として貰っていた時、40時間分の残業代が支払われていることになります。しかし45時間残業した時、残りの5時間分の残業代は、もちろん別に支払われます。そして、それに追加して法定労働時間を超えた時間外の労働は25%の割増賃金が支払われます。

  • みなし残業のメリット、デメリット

☑みなし残業メリット

例えば仕事を早く終わらせて固定残業時間を超えなくても、みなし残業代はもらえます。40時間分のみなし残業代が固定されていて、30時間しか残業をしなかったとしてもお給料は固定で支払われます。これは早く仕事を終わらせたいという意欲もわきますし、会社も長時間労働の対策を行うことができます。

☑みなし残デメリット

デメリットとして固定の残業時間を超えるまで残業代は増えることはなく、残業時間が一定の可能性が高いです。みなし残業がある会社への就職はこの一定の残業があるということを考慮しておいた方がいいでしょう。

  • みなし残業の問題と注意点

企業に就職する際の募集要項に残業代込みと記載されている場合は、みなし残業がお給料に入っているという事ですが、記載方法が曖昧で実際いくらの残業代が含まれているのか、不明な場合もありますので注意が必要です。しかし2018年1月より職業安定法が改正され、固定残業(みなし残業)代制を導入する企業が社員を募集する場合は、決められた事項を提示する事が義務付けられています。

・みなし残業代を除いた基本給

・みなし残業代の計算方法

・みなし残業時間を超えた時間外労働には割増賃金を支払う

このようにみなし残業代の制度を行っている企業に就職を希望の場合は、お給料の内訳についてしっかりと確認しておく事が重要です。

Author: hikaku